花札
こちらの記事の続き
昔は各教室に大きなストーブがありました。
今みたいなシャレた暖房器具など置いてません。
電気ストーブもなかった・・・
漫画に出てくるような昔のストーブ。
やたら大きい煙突みたいな物が付いてました。
触ると火傷します。
鉄で出来てますからね。
朝は寒いので最初に行く場所がストーブ前。
うんこ座りが当たり前の時代。
みんな得意です。
長いスカートは床の上
ある意味、スカートで掃除してるようなもの。
ちなみに東京都内の中学校です。
地球温暖化とはかけ離れ、あの頃の冬は寒かった・・・
極冷え。
給食の時間になると、食パンをストーブで焼いてました。
なかなかいいアイディア
教室中、香ばしい匂い。
その頃の給食は、やけに食パンが多かったのは何故でしょう。
鯖の味噌煮と食パン、牛乳、ゼリー
おかしな組み合わせ。
白いご飯のときが少ない。
戦時中でもないのに・・・
不味いパン。
それを少しでも美味しく食べれるようにしたのがストーブ。
暖まる物
それなのに、制服やスカーフ、ハンカチも燃えてました。
普通なら大騒ぎしてるはず。
そこが普通ではない学校。
クラスの大半は楽しそう・・・
誰もが楽しい給食の時間
残念賞はパンの名脇役
バターなら嬉しい。
私の嫌いなマーガリン・・・
それでも付けるものがマーガリンか、たまにイチゴジャム、マーマレード、ハチミツ。
どれもイマイチ。
それの繰り返し。
数少ない献立の中で好きなものといえば、
一番目が生クリーム、
二番がカレーライス、
三番がクリームシチュー。
鯨(クジラ)のステーキは頻繁に出てましたが、嫌われてたメニュー。
硬い・・・
見た目もよくない。
今は高級品ですけど、給食に鯨が出るとご機嫌斜め…
食欲が失せます。
献立表に唐揚げ、食パン、生クリーム 、牛乳・ヨーグルト
そんな日には大喜び。
生クリームの登場でテンションが高くなります。
あんな事もありました。
毎日出てくる不味いマーガリンは見るのも嫌でした。
うんざり・・・
必要ないのに。
パンに生クリームは最高な一品。
考案者に賞をあげたいぐらい。
給食前に自分達のクラスが多くなるように、他のクラスの生クリームが入ったボールを持って来ちゃいます。
早めに・・・
給食は自由に食べます。
そこが小学校と違うところ。
好きなものだけ食べる。
食べたくなったら外にパンを買いに行きます。
誰の許可も取らずに。。
勝って気まま
外出し放題。
学校には原チャリや単車が置いてあります。
いい音がするものばかり・・・
卒業した先輩は改造車で遊びにきてました。
それで校内も走り回る同級生達。
免許は取ったつもり。
16歳からなんですけどね・・
イメージとしては免許持ち。
標識も意味が分かってます。
食後は花札やトランプ、麻雀などで遊ぶのは日常茶飯事。
授業はやりたい人だけが、先生の側に机を持っていくわけです。
1クラス45人前後
6クラスありました。
勉強したい生徒は1クラスに10人ぐらい
あとのみんなは教室で煙草を吸ったり、シンナー吸ったりと、いろんな匂いが…
一番好きな匂いは、食パンをストーブで焼いたとき。
因みにシンナーは嫌いでしたのでやりません。
歯が無くなってる人は数知れず・・・
教室の匂い
今でも覚えてます。
身体によくない匂い
校庭は排気ガスの匂い
改造車の臭いです。
単車を、ふかしてる男子。
口元には缶。
当たり前の光景でした。
続く
姐さん「任侠」記
姐さん「任侠」記 (宝島SUGOI文庫)
文庫本は⇒コチラ
単行本は⇒コチラ
石原まい子