こちらの記事の続き

ケジメだと言われたうちの若い衆
とにかくその場を収めるにはそこから出るしかなかった…
逃げる理由もないので、外で待機



ようやく現れたのが夫
遅い・・・・・
麻雀をしてたらしい
三代目も話を聞いて駆け付けてくれました。


そのとき暴れた本人は、みんなが来たのを確認したのか

急いで車に乗り込み、あっという間に消えました。

忍者。


私の他にも証言してくれた人達がいてくれたので、
何がどうなったのか、事実を知らせることができたのは不幸中の幸い


夫が、暴れた組長に電話をしたところ、

まだお酒が抜けてないのか、抜けてないフリをしているのか暴言を吐く一方…


まったく・・・・
後でお酒のせいにすれば済むと思っているのでしょうか

向こうの言い分を最初は黙って聞いていた夫
流石に限界とも思われる口調
一度キレたら止まらない性格


誰が何と言おうが自分の思ったとおりに動く
我が道を行く男
止めることもしません。



今から●●会の本部に行くから待ってろよ!
私「今、事務所に電話しますから」
夫「早く着るもの持って来い!」



いつにもまして眉間にシワを寄せ怒り顔
下手に話し掛けられない状況
空気がちがいますからね・・・


急いで事務所へ電話。
本部に行く事を伝え、事務所にいる若い衆達は自宅に迎えに来るよう指示しました。


応接間


1人が出先から飛んで来たのですが、とてもラフ過ぎる服装に又もや激怒

「さっさと着替えて直接本部に来い!」


どうなるんだろうか・・・・

不安は募るばかり。
「私はもういいですから…
若い衆の指が飛ぶような事がなければ、和解しても構いません。」


「お前がよくても俺がよくないんだよ。分かるか?

これが男のプライドなんだ
俺がアイツに舐められる覚えはないからな」



そこからは女の私が出る幕はありません。
黙ってました。
「気を付けて。行ってらっしゃい 」
静まり返った自宅の空気はいつもと違う
抗争の時も同じ…



玄関先でいう言葉はいつも同じ。
気を付けて。行ってらっしゃい。
たったこれだけの言葉に、どれだけの深い思いがあったことでしょう…



男たるもの。一歩外へ出れば百人の敵がいると思え。

せめて家にいるときには安心していたい。
まさに侍魂!
いつも、「ワシは武士じゃけんの~」と、よく言ってました。



結局、話を付けて和解。
とは言うものの、相手を病院送りにした夫

お互いの若い衆達は仲が悪くないので、間に挟まれ困ってたようです。
親分と若い衆同士は又違いますからね。

しかも向こうの若い衆は自分の親方の愚痴を溢してました。
何があっても周りに言いふらすような事は、自分の組の恥です。

そういう者は周りから相手にされなくなります。
当たり前です。


それが許されてしまうのも歌舞伎町という暗黒街


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