15才のときに家出をしました。
もちろん、私なりの理由があります。

とても厳しかった父
そんな父に文句一つ言えない母
それほど怖かったのでしょう・・・

普通なら怒らなくてもいいような事でも怒鳴ります。
叱るのではなく怒る。

例えば、学校の友達から電話があっても、取りついでくれません…
わるい友達、よい友達
勝手に判断していた親


「今、まい子はいない 」
えっ・・・
私は目の前にいるのに・・・
それだけ言って電話を切ってしまう。


男子からの電話は誰でも無理でした。
いつも家にいない子みたい。

私から連絡をして、留守だったので、折り返してもらった電話
もちろん、携帯のない時代
公衆電話か家の電話

家からは殆んど電話した事がありません。
本当に・・・

話してると、誰と話してるんだ!

誰って、友達以外に誰がいるの?

そして勝手に受話器を切られる
電話は話すためのもの。
切るためのものではない。


お母さんに、うちは原始時代の親みたい。と、 何度も言ってたのを覚えてます。
実際、原始時代の親がどうなのかなんて知るわけがありません。

星空

時代と共に進化してない
子供を理解しようとしない

信じられていない
まだ15なのに・・・

お父さんやお母さんの時代とは違う
それが言いたかった…


自由がないという思い込み
家にいても楽しくなかった時期

お母さんは仕事で忙しい
お父さんは帰ってきても、あまり話さない。
笑顔の家族とはかけ離れていたような・・・


今考えれば自分勝手な理由かもしれない
何不自由なく育ててくれたのに…

ある日、私のことを理解しようとしない親に、置き手紙を書きました。
私が家出した理由

言いたいけど言えなかった事
見付からないように、荷物は最小限にしました。
そ~っと・・・


そして、帰って来ない我が子に焦ったのでしょう。
私は部屋を綺麗に片付けて、テーブルの上には手紙を残しました。


それを見付けた両親は、反省して泣いたらしい・・・。
心配性のお母さんは、思い当たる友達に電話を掛け続けた

私にとっては勇気ある決断、行動でした。
それしか方法はないと思ってましたから・・・


泣きながら書いた手紙
本音を伝えたかった


お母さんは、友達に「私達が悪かったから、どこにいるかだけでも教えてほしい」
それは耳に入りました。


大好きなお母さんが心配してる

わかっていたけれど、しばらく家から離れていたかのです。

そっとしておいてほしい・・・


だけど気になり、一度だけ電話をしました。

大丈夫だから。女の友達の家にいるから


それだけ伝えて切りました。

悲しそうなお母さんの声

「お父さんも怒らないから早く帰ってきなさい。」


家出しても楽しい時間は過ごせませんでした。

地元の友達と飲めないお酒を飲んだり・・・
先輩が働いてるパブに行ってみたり・・・


そして、家出してから2日目にして、、、まさかの捜索願を出されてしましました。

早すぎる・・・・・


私の青写真が撒かれました。

友達や先輩からも、「不味いんじゃないの?」
確かに・・・・


憂鬱な思いで帰ることを決意

きっと、お父さんからは又怒鳴られるにちがいない

でもお母さんのためを思うと帰るしかありませんでした。



親戚や兄妹、両親の友人達まで探していたらしいです。
喧嘩ばかりしてたお兄ちゃんも心配してました。

放っておく親も多いのに・・・・

私が気付かないだけで、愛されていたのでしょう。

そして帰宅。

両親は警察へすぐに電話

翌日に私は警察へと行く羽目になりました。


たった2日間の家出少女として。
正確にいえば2泊3日の小さな旅

続く



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