どうにもこうにもならない中学校
誰も変えることはできない・・・
とにかく悪い世代


ですが、今のような生徒同士の陰湿なイジメはありませんでした。
やるなら正々堂々と!

喧嘩の売り買いはありましたけどね。
よその学校とも抗争。
売られたら買うしか手段はないのです。


一度でも逃げたら、ずっと逃げなければなりません。
逃げていなくなった友達は1人だけいました。
仲間割れ。
絞められてました。


私はみんなで1人を殴る蹴るというのが嫌い
汚いやり方
もちろん参加しませんでした。


逃げ切ることは可能なようで不可能
しつこい人間もいましたからね。
反発できない子は、途中で転校。


私は何度もかばったんですけどね…
かばえば、かばうほど、面倒になることはに分かってました。

特に仲がいい訳でもないんですが、弱い者イジメは嫌いでしたから。
おかげで、矛先は予定通り私に・・・

見かけは強いが、弱い集団との戦争が勃発。
は~っ・・・
意気がって金髪にしてるだけで、中身が空っぽの女子集団
 

当時でも派閥はありました。
どこの誰と仲良くしようが、私の勝手。
人に言われて簡単に動くわけがない。


みんなに、アンタはどっちなの?とか、聞いてる変な奴もいました。
選挙でもやるつもり?
そんな器量もないのに・・・
 


どっちもこっちも、自分の道は自分で決めるもの。
それをわかってない奴ら
無理やり聞いて何が楽しいのか意味がわかりませんでした。



あまりにもムカついたので、チリチリ金髪の女をギャフンと言わせるため、アイロンを持って、挑戦状を叩き付けました。

スズメバチ

何故アイロンなのか・・・
アイロンの役目とは、きれいに真っ直ぐにすること。
いらないシワを取り除く。


チリチリ頭を真っ直ぐに伸ばしてやろうかと思いついた可愛い手段。
言葉使いが悪いですね
きれいに伸ばしてあげようかと・・・


少しは曲がった心も真っ直ぐになるのでは?
そんなバナナ
そんな馬鹿な。。

変わるはずがありません。
アイロンを思いついた私も可笑しい。


念力で曲がるのは、胡散臭いスプーン
曲がったスプーンは、そのあと簡単に折れますからね


そして待ちに待った、くだらないアイロン計画。

意外に楽しみでした。

相手がセーラー服の襟を掴んできたので、今しかない!
髪は目の前。
それが目的


殴り合いは疲れますから。
かかってくれば、相手にしちゃいますけどね。


そんな大事な時、仲のいい友達に持っててもらったアイロンが無い・・・・

何をやってるんだろう。。
あれだけ言ったのに・・・


ということで、アイロン計画は終了!
やる気が失せました。
思わず、「や~めた」と、放棄。


笑いながら又ね~と、サヨナラしました。
ムカついてた様子の相手
追いかけてきましたが、今度にしよう。と、私

可笑しくて仕方がなかったですね。
言ってる自分が。。

挑戦状は何処へやら・・・
かっこよく書いたんです。
習字。太い筆で・・・


そんな時代の中学校生活も終盤に入り、受験体制
受験には程遠い極悪学校
高校に行きたいと思ってる生徒は90%


遊んでる人間でも高校ぐらいは行きたいと思うのです。
行けるような学力がないのも当然。
高校に行きたいと思うのは自由。


中学一年の勉強すら分からない生徒も、とりあえず受験
受験料が勿体無いような。
ツケは必ず回ってきます。


今では考えられないでしょうが、中学浪人が多かったのが現実
卒業したあとは、働くか、結婚して子供を産むかという感じでした。
友達も高校には行かず、立て続けに3人出産


私は某私立女子短期大学に入学
中3の後半は真面目に受験勉強しました。
喧嘩なんかやってる場合ではない。


私立への入学
それが間違いの始まりだったのは後でわかります。
学校は見かけだけで選ぶものではありません。

もっとよく調べるべきだったのです。
しかも私には合わないレベル
無理しちゃいました・・・

人生までも変えてしまった高校と教師

続く


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