子供なら誰もが楽しい運動会。
前日には嬉しくて眠れない

雨が降って中止になればいいのに・・・
そう思ってる子供
私はあいにく、運動会が嫌いでした。


何故なのか・・・・
全てが憂鬱…
運動会の準備も練習も、何一つ面白いとは思わなかった…

そもそも体操着に着替えるのがイヤでしたね。
隠れながら着替えるみたいな・・・

可愛い体操着なら少しは気分がちがうかもしれません。
上が白で紺色のブルマ
恥ずかしい・・・

それを運動会で着ること自体が変な気持ち
私だけでしょうか・・・

敢えて言うなら飾る花を作るのは好きなほうでした。
女子の役割
薄紙で作った紅白の花

牡丹のようで牡丹じゃない
薔薇のようで薔薇じゃない
菊のようで菊じゃない


あれはいったい何の花なんでしょう。
コツコツと花を作り続けること数時間×数日=数百個

運動会の練習をするよりはマシでした。
器用なほうではないので、あまり綺麗な花にはならなかった・・・

上手な友達は早くて綺麗
わ~。キレイな花。
すごい上手。

褒めまくり
上手に出来て”うらやましい”とか思う性格ではなかった。

只、作るのが遅いため、器用な子から嫌味を言われたのです。
これしか出来てないの?
綺麗じゃないからみんなで作り直そう!とか・・・

それを聞いても言い返すことはなかった。
その場の冷たい雰囲気が嫌で、教室から出る羽目に・・・

運動会のお昼も苦手。
今みたいにキャラ弁なんてないし。
お弁当は好きじゃない。

あの時の思いが・・・・

キャラ弁


リレー・徒競走、一番嫌いな種目です。
マラソンも嫌いでしたからね・・・
練習なんかしても、速い人は決まってます。

どうせリレーの選手には選ばれるわけがない…
自分が一番よくわかっている。

思いっ切り走っても途中でドンドン抜かれて行く。
短距離は得意なほうです。
私にとって100mは長距離。

性格が短期集中型。
短気ではなく短期

運動会の徒競走・リレーで掛かる音楽が最悪…

タンタンターン タンタンターン
タンタンタンタンタン
タッタラタッタ タッターター
ターラ ターラ ターラ タタタ♪

楽しそうな音符マーク
実に楽しくない・・・・
何であの音楽なのかな・・・

身体によくない
先生が手にしてるピストル(チャカ)
尋常じゃない程うるさい。


パンパンパンパンと音が耳にこびりつく。
心臓にいいわけがない
「ヨーイドン」の掛け声
それだけで良かったのに…


小学校時代
一等になった記憶がありません。
二等ならラッキー


早く終わらないかな…
そんなことばり考えてました。

運動会は私に向いてない
勝手に決めつけてました。

でも、本当は1度でもいいからリレーの選手をやりたかった
補欠でもいいから・・・
心の声が届くことはありませんでした。


追記
練習が厳しいなんてものじゃありません。
出来ないと殴られてましたから
クラスのみんなも怯えてました。

居残りは当たり前
反抗する生徒なんていません。
勇気ある行動に出たら大変なことに・・・


毎日のように、顔をひっぱたくか、グーで頭を殴るんです…
ストレス発散の場が学校だったのでしょうか。

小学生を殴る
私達は親よりも怖いと思っていました。
親も怖いのに・・・

先生に嫌われていた子は1日に何発も何十発も殴られてました。
誰も止めることはできません。

その子は耐えてましたが、いつの頃か転校してきました。

今の時代とは違って殴られても、親には言いません。
私は何故か先生には好かれてました。


好かれるような事は何一つしなかったんですけどね
担任が代わることを誰もが祈ってました。

なんと2年連続、同じ先生に・・・・

思うようにならないのが人生です。

★★★★★

極道の世界に入ってから、何丁も並べたチャカを見ても怖いと思いませんでした。

弾いた音は…何度聞いても好きじゃありません。

耳を塞ぐことはなかったです。

ドンパチは戦争ですからね。
緊張と不安が過ります。
弾いた音を聞かなくなった現在、ようやく静かな生活を送れるようになりました。


石原まい子


姐さん「任侠」記 (宝島SUGOI文庫)
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姐さん「任侠」記
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