姐さん「任侠」記
まえがきには
生い立ちが書いてあります。

本に書いてないことを綴っていきます。

「姐さん」カバー


刺青を全身に背負った私
想像できないかもしれませんが、
幼い頃の私は、おとなしかったんです。

母と美容院に行ったときでも3~5時間、黙ってイスに座り待っていたことがあります。

文句ひとつ言わない静かな子供でした。

まだ幼稚園の頃だったような・・

愚痴も言わなかったぶん、次からはついて行くのをやめました。

小さい頃は食が細くて今みたいに沢山食べませんでした。
やせっぽっち。

幼稚園も嫌いで、熱がないのに体温計をお湯の中に入れたりして(笑)

ずる休みばかり。
休めると嬉しかった。

今と違って子供の頃は臆病でした。

先生から叱られると憂鬱な気分に・・・
反抗などしません。
まだこの頃は・・・

それがどこでどう変わったのか分かりませんけど、あるとき爆発したんですよね。

性格も変わりすぎるぐらい。

おとなしい性格とは掛け離れてしまったのです。


何処へ行ってもリーダー的な存在。

それなりに楽しく遊んでました。

親には心配ばかりかけてましたけど・・・

そんな時期、誰もが一度ぐらいは経験してるのではないでしょうか?

続く

石原まい子


姐さん「任侠」記 (宝島SUGOI文庫)
姐さん「任侠」記 (宝島SUGOI文庫)

姐さん「任侠」記
姐さん「任侠」記